学校には学校薬剤師が置かれていて学校の環境衛生検査や薬事衛生(薬物乱用防止教育)を校長の要請によって実施している.
学校環境衛生は子ども達が安全で快適な学習環境のもとで授業をできるように施設設備の維持管理に努めていて,改善などの必要があるときには事後措置を講じるように校長に助言もしている.また,検査の結果などを環境教育の生きた教材とすることもでき,学校の環境衛生から家庭さらに地域へと広げることができるし,願いでもある.教育とは最大のワクチンと言われていて,地球規模での汚染が言われているおり,すこしでも「気づき」の精神が生れ汚さない態度が身に付ければと期待もしている.著者が行った事例などを紹介して学校薬剤師の職能の一端を記すことにした.