日本内科学会雑誌
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II.治療の実際
7.腎障害を有する高血圧の治療
清元 秀泰
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2007 年 96 巻 1 号 p. 65-72

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抄録

腎機能障害は心血管イベントと関連しており,尿中微量アルブミン濃度による早期腎障害のスクリーニングが重要である.レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬は腎障害進展抑制効果が強く,腎障害合併高血圧症の第一選択薬となった.メタボリック症候群が増加する現代においては,降圧目標達成の併用療法においても酸化ストレス抑制作用のある降圧薬を選択し,早期腎症からRA系抑制薬を中心にすえた心血管系疾患の予防が重要である.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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