京都大学移植外科
1999 年 88 巻 4 号 p. 653-658
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劇症肝炎の肝移植は我が国では当面生体肝移植が主体となる.これまで6年間で20例の本症に対し生体肝移植を実施し, 65%の生存率であった.成人例の移植では移植のタイミング,ドナー選択と精神的ケア,サイズミスマッチが大きな課題である.内科的治療をいたずらに継続し移植の時期を遅らせると腎障害や感染のため移植の成績が低下する.移植後の神経学的予後を決定する上で脳CTと脳波周波数分析が有効であった.
日本内科学会会誌
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