右房内血栓を合併した結核性収縮性心膜炎の1例

藤澤 正寿; 大賀 雅信; 濱田 敬史; 加藤 宏司; 橋野 達也; 松本 朗; 池田 久雄; 今泉 勉; 青柳 成明

doi:10.2169/naika.87.931

藤澤正寿, 大賀雅信, 濱田敬史, 加藤宏司, 橋野達也, 松本朗, 池田久雄, 今泉勉, 青柳成明

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キーワード: 右房内血栓, 収縮性心膜炎, うっ血性心不全

ジャーナルフリー

1998 年 87 巻 5 号 p. 931-933

DOI https://doi.org/10.2169/naika.87.931

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抄録

症例は36歳女性.結核性胸膜炎で加療中に心不全をきたし入院.精査の結果,結核性収縮性心膜炎によるうっ血性心不全と診断した.経過中,胸部造影CT,経食道心エコー図で右房内に腫瘤が認められ心膜剥離術,右房内腫瘤摘出術を施行し,摘出した腫瘤は壁在血栓と確認された.右房内血栓は稀な合併症であるが,肺梗塞等により致死的となる可能性があり,収縮性心膜炎においてもその存在に留意すべきと考え報告した.

責任著者(Corresponding author)

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