黒部市民病院内科
黒部市民病院病理
1998 年 87 巻 4 号 p. 730-731
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症例は42歳,女性.家族歴に肝障害・腎障害なし.常用薬なし.平成5年11月肝機能異常を指摘され,肝生検にて,肉芽腫および胆管炎を伴わない小葉間胆管の消失がみられた.また,平成7年7月,蛋白尿と血清クレアチニンの上昇を指摘された.腎生検にて慢性尿細管間質性腎炎と診断され, 16ヵ月後に透析に導入された.本例は特発性の胆管消失および尿細管間質性腎炎を合併した成人例であり,両者の病因を考える上で興味深い症例であった.
日本内科学会会誌
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