はらだ病院
旭川医科大学
1995 年 84 巻 6 号 p. 885-889
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子供の消化性潰瘍は増加傾向にある.全国集計の結果から子供の消化性潰瘍は胃潰瘍よりも十二指腸潰瘍が圧倒的に頻度が高く,しかも男子に多い.子供の消化性潰瘍の増加の理由として,現代の複雑な心理社会的環境における精神的ストレスの影響が一つの大きな要因と考えられる.また,子供の時に潰瘍になった者は,成人してからも潰瘍になりやすい傾向が,多数の長期(10~20年以上)観察例から明らかになった.これらの点を含めて,参考事項と具体的症例を示した.
日本内科学会会誌
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