日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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III.最近の話題
2.Rome IV基準に向けて求められるもの
福土 審
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2013 年 102 巻 1 号 p. 105-109

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抄録

Rome IVが取り上げる機能性消化管障害(FGIDs)の研究と診療は,消化器内科学,消化管生理学,心身医学,脳科学,微生物学が融合した新たな領域へと成長を続けている.既にRome IV委員会が発足し,日本からも委員を供出する.Rome委員会による国際診断基準統一は,なかなかまとまらなかったFGIDsの研究と診療のベクトルをはっきりとした方向に束ね,大きなエネルギーにした.FGIDsでなされた進歩は他の領域にも応用可能である.

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© 2013 一般社団法人 日本内科学会
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