日本内科学会雑誌
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II.リンパ系腫瘍の基本的事項
3.染色体と遺伝子異常
谷脇 雅史
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2011 年 100 巻 7 号 p. 1801-1806

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抄録

染色体・遺伝子異常は,リンパ系腫瘍の病型分類,予後推定,治療選択の指標となる.double-color FISHが臨床検査法として確立しており,とくに,悪性リンパ腫と多発性骨髄腫におけるBCL2-IGHCCND1-IGH再構成などの特異的IGH転座の検出に欠かせない.染色体分染法で病型特異的異常を単一細胞に検出した場合は,診断的意義を有しているのでクローン性を判定するために間期核FISH法で確認する.

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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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