藤田保健衛生大学七栗サナトリウム内科
2010 年 99 巻 8 号 p. 1837-1844
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線維筋痛症は実際には比較的頻度が高いにもかかわらず,これまで本邦ではあまり注目されてこなかった原因不明の機能性リウマチ性疾患である.本例では身体の広範な部位の慢性疼痛とこわばりを主症状とし,その他に多彩な身体,精神・神経症状を伴い解剖学的に明確な部位の圧痛を認める以外,身体所見,臨床検査,画像検査上明らかな異常を認めず,機能性身体症候群の一つに含まれ,診断は操作的であり,抗うつ薬や抗てんかん薬が治療の中心となる.
日本内科学会会誌
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