独立行政法人国立病院機構姫路医療センター消化器科
独立行政法人国立病院機構姫路医療センター呼吸器科
2011 年 100 巻 10 号 p. 3048-3051
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
腸管気腫症は腸管壁の粘膜下や漿膜下に含気性嚢胞を形成する比較的稀な病態であるが,近年CT等の画像診断の進歩に伴って報告が増加傾向にある.本症の原因疾患はさまざまで,保存的加療で自然軽快する症例から緊急手術を要する重篤な症例まで包含することから,その治療方針を的確に判断することが重要となる.今回我々はステロイド投与中に発症し保存的加療で軽快した腸管気腫症の2例を経験したので文献的考察を含めて報告する.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら