スマホで読める実験医学
550円

細胞分化パターンの操作を可能とする人工モルフォゲンシステムの開発

Engineering synthetic morphogen systems that can program multicellular patterning
Toda S, et al:Science, 370:327-331, 2020
戸田 聡,Wendell A. Lim
Satoshi Toda1)/Wendell A. Lim2):WPI Nano Life Science Institute, Kanazawa1)/Cell Design Institute, Department of Cellular and Molecular Pharmacology, University of California San Francisco2)(金沢大学ナノ生命科学研究所1)/カリフォルニア大学サンフランシスコ校2)
10.18958/6757-00003-0000719-00

動物胚では,モルフォゲンとよばれるシグナル分子が細胞分化を空間的に制御して,組織パターンを形成する.本研究では,GFP(緑色蛍光タンパク質)をモルフォゲンとして機能させることに成功し,培養細胞系において,内在的なシグナル経路から独立した細胞間シグナル回路を構築することで,細胞分化パターンの形成原理を解析した.

この記事は有料記事です

(残り約5,400文字)

  • 【スマホで読める実験医学】細胞分化パターンの操作を可能とする人工モルフォゲンシステムの開発
    550円

関連書籍

実験医学2021年4月号 Vol.39 No.6

世代を超えるエピゲノム

生殖細胞による獲得形質の遺伝を再考する

  • 井上 梓/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)