空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
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ISSN-L : 0385-275X
学術論文
データ分析とシミュレーションを併用した大学キャンパスの省エネルギーポテンシャル定量化手法の開発
内田 敦之下田 吉之宮坂 房千加
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2019 年 44 巻 268 号 p. 17-25

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抄録

近年, 業務建物においてスマートメータの導入が進んでおり, それらの建物の30 分もしくは 1 時間ごとの消費電力計測データの利用が可能になりつつある。しかし, スマートメータデータは建物全体の消費電力データであり, 用途ごとの内訳が明らかでなく省エネルギーに資する分析が困難である。本研究ではスマートメータデータの有効な活用法を開発することを目的とし, 大阪大学の約 200 棟の建物の消費電力計測データの分析とエネルギーシミュレーションを行った。その結果, スマートメータデータをベース分・空調分・活動分に分解する用途分解手法や, データ分析結果から建物シミュレーションに入力する内部発熱・空調スケジュールの生成手法などを開発した。

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© 2019, The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan
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