1982 年 21 巻 6 号 p. 402-406
耐震設計の基本的手順を示すと共に埋設管の耐震設計の基本事項を示している. 各論においてほ,石油パイプラインの耐震設計の概要と応力算出法ならびに安全度の照査の骨子を示している,さらに,ガス導管に対する最新の知見を織り込んだ耐震設計法を示してい胤また上下水道,電力,通信に係る耐震設計法について触れている. 全文を通じて基本的には応答変位法といわれる表層地盤のせん断波動による変形を静的に置換した方法を中心に解説すると共に,慣用の構造規定による必ずしも応力解析を必要としない簡易な方法についても 触れている. 要は地震後の機能存続に目標をしぼった耐震設計を行なうことの必要を提唱している.