Journal of Pesticide Science
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N-アリール-4-カルボキシ-およびN-アリール-4-ヒドロキシ-フタルイミド類の構造と根こぶ病防除活性
N-アリールフタルイミド類の研究 (第4報)
上田 隆之中西 逸朗村上 忠飛塚 淳三小笹 誠遠藤 利光半沢 卓青木 篤
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1987 年 12 巻 2 号 p. 213-219

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抄録

N-アリール環上に種々の置換基を有する4-カルボキシおよび4-ヒドロキシフタルイミド誘導体65種を合成し, アブラナ科野菜根こぶ病防除活性を検討した. 2, 6両位にアルキル基を導入した化合物群には高い活性が認められたが, これらの活性は両アルキル基の炭素原子数とα-branching 効果とに支配されていた. 高い活性発現に必要と考えられる条件として, 1) 両オルソ位にアルキル基のような疎水基が存在すること, 2) 両アルキル基中の炭素原子の合計数が4~6個であること, 3) 少なくとも一方のアルキル基にα-分岐が存在すること, 4) 2, 6両アルキル置換体のメタおよび, またはパラ位への置換基の導入は望ましくないことの四つの構造的特徴を提示した.

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© 日本農薬学会
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