アレルギー
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遅発型気管支反応におけるアレルゲン特異的IgG4抗体
中川 武正高石 敏昭坂本 芳雄宮本 昭正中沢 次夫小林 節雄
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1984 年 33 巻 10 号 p. 879-883

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抄録

皮内反応にてhouse dustもしくはCandidaに陽性を示した気管支喘息患者10例においてアレルゲン吸入誘発試験を施行し, その気管支反応の型と血清中のIgE, IgG4抗体の有無との関連を検討した.IgE抗体はRASTにてIgG4抗体はポリスチレンチューブを用いるsolid-phase radioimmunoassayにて測定した.その結果, IgE抗体の存在は即時型気管支反応もしくは二相性気管支反応の発現と関連するが, IgG4抗体の存在は必ずしも遅発型気管支反応の発現には関与せず, またIgG4抗体価は吸入誘発によって変動しないことが明らかとなった.

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© 1984 日本アレルギー学会
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