日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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【研究発表】
科学概念学習における生徒評価と授業設計の関係に関する研究 : 生徒評価のツールを中心に
久保田 英慈
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2005 年 19 巻 4 号 p. 45-50

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抄録

理科授業において、生徒は個々の経験、知識に応じ、同じ授業を共有しながらも学びのスタイルが多様である。われわれ教師は授業実践経験を積み上げることにより授業が何となくうまくなると考えるるのではなく、生徒の実態に合わせ、教材や議論をその場に応じた形で取り入れ、生徒の科学概念形成を計っていく必要がある。こういった授業をめざす場合、生徒がいったいどのような概念を構成しているのか、教師はできるだけ個々のデータを毎日の授業に支障がない形で把握していく必要がある。この問題点解決する方法として「概念地図法(コンセプトマップ)」と「運勢ライン法」を用いることを提案する。

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© 2005 一般社団法人 日本科学教育学会
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