理科授業において、生徒は個々の経験、知識に応じ、同じ授業を共有しながらも学びのスタイルが多様である。われわれ教師は授業実践経験を積み上げることにより授業が何となくうまくなると考えるるのではなく、生徒の実態に合わせ、教材や議論をその場に応じた形で取り入れ、生徒の科学概念形成を計っていく必要がある。こういった授業をめざす場合、生徒がいったいどのような概念を構成しているのか、教師はできるだけ個々のデータを毎日の授業に支障がない形で把握していく必要がある。この問題点解決する方法として「概念地図法(コンセプトマップ)」と「運勢ライン法」を用いることを提案する。