メラノサイト(以下MC)の形態的特徴を定量的に解析するために画像分析法を試みた.実験材料として,レックリングハウゼン氏病(以下R病)のカフェ・オ・レ(Cafe-au-lait)斑を選んだ.正常皮膚とカフェ・オ・レ斑を色調別に生検し,]R離Dopa(Dihydroxy-phenylalanine)標本を作製し,Dopa陽性MCをコンピューターに接続した画像分析装置を用いて二次元的に解析し,形態的特徴を定量的に表現した.結果として,色調の違いによるMCの形態像の差異を定量的に表すことが出来,本画像分析法の有用性がうかがわれた.