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48VDC/50A-300A抵抗性負荷回路の銀接点対による遮断時に発生する開離時アークの消弧直前の長さと形状の回路電流依存性
矢崎 晴子 関川 純哉
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
No.7
pp.218-226 発行日: 2022/07/01 早期公開日: 2022/02/22 Online ISSN: 1881-0217
DOI: 10.14923/transelej.2021JCI0007 論文種別: 招待論文 専門分野: 機構デバイス キーワード: 開離時アーク, 電気接点, 高速度カメラ, 直流回路,
本文: FreePDF(10MB)
あらまし:
直流電源電圧48V,接点接触時の回路電流I0=50A-300Aの抵抗性負荷回路において,2種類の異なる開離装置を用いて開離時アークを発生させた.開離装置としては,実際の電磁リレー等と同様の開離機構であるばね式開離装置と,開離速度ごとの開離時アークの特性を把握しやすい等速開離装置を用いた.はじめに,ばね式開離装置による実験結果について,消弧直前のアーク長さLの電流I0依存性を解析した結果を示す.次に,等速開離装置を用いた実験結果について,LのI0依存性を示す.その後に両者の結果を比較する.開離装置によらない結果としては,I0の増大に伴いLが長くなる傾向があること,及びI0が200A以上の場合にはI0に対するLの増大は飽和傾向にあることが明らかとなった.各実験条件において,アーク形状の特徴についても説明し,アーク形状の電流依存性に関して考察する.
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