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フィードバック情報量低減を可能にする基地局協調システムのための線形プリコーディング
田野 哲 田谷 昭仁 村田 英一 梅原 大祐 山本 高至 吉田 進 守倉 正博
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
No.3
pp.270-279 発行日: 2017/03/01 早期公開日: 2016/10/24 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016JBP3048 論文種別: 論文 専門分野: 無線通信技術 キーワード: 基地局協調, 高速通信, 干渉制御, 低演算量, フィードバック情報量削減, 特異値分解,
本文: PDF(858.6KB)>>
あらまし:
本論文では基地局協調システムのための過負荷MIMO (Multiple Input Multiple Output)受信機と組み合わせる線形プリコーディングシステムを提案している.提案法は過負荷MIMO受信機の耐干渉性を利用し,比較的低演算量で高速通信を達成しつつ,大幅なフィードバック情報量の削減を可能にする.3つのプリコーディング法を提案しているが,中でもSDT (Select Different Terminals)法とSST(Select Same Terminals)法は従来法に比較してフィードバック情報量を協調基地局数分の一以下に低減できることを示している.また,SDT法はSAT (Select All Terminals)法には及ばないものの,SST法よりも優れた伝送特性を達成することを計算機シミュレーションにより明らかにしている.
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