廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第28回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-7-P
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A3 ごみ発生・フロー
福岡市における家庭系不燃ごみ中の小型電子機器等排出状況
*岡本 拓郎望月 啓介前田 茂行鈴木 慎也
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抄録

福岡市では,「使用済小型電子機器」について,平成22年に小型電子機器回収ボックスによる回収モデル事業を開始し,平成25年4月の小型家電リサイクル法施行後,同年8月から本格的に実施している.
今回,福岡市で排出される小型の家電製品について,「不燃ごみとして排出されているもの」と「使用済小型電子機器として回収ボックスにて資源回収されているもの」の推移をまとめた.
不燃ごみとして排出される家電製品の量は年々増加しており,小型電子機器等の排出個数についても同様の傾向である.特にコード類の排出が多く,OA・音響機器といった本体自体もさることながら,その付属品の消費が増えている.ボックス回収量は不燃ごみとして排出される小型の家電製品排出個数の2.2%,重量の0.9%であることから,回収量を増やせるものと考えられ,ボックスの設置場所や効果的な啓発方法を検討し,市民が利用しやすい環境を整備する必要がある.

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© 2017 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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