理学療法学Supplement
Vol.48 Suppl. No.1 (第55回日本理学療法学術大会 抄録集)
セッションID: B-38
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第9回日本理学療法教育学会学術大会 シンポジウム「実習受け入れ施設での学生指導の現状と展望」
養成校の立場から
金村 尚彦
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抄録

 2020年4月1日施行された養成施設指定規則により養成校における実習前後の学習評価の徹底と実習時間の上限が設定された。本学では,実習前に学生に対し,外部模擬患者を対象としたOSCEを実施している。学生の臨床実践能力を評価し,各担当教員による学生に個別指導を行う。臨床実習後には,実習報告会とレポートに対する個別評価・指導を実施している。改正後の臨床実習では,実習時間外の行う学修は実習1日あたり1時間以内と定められていることから,特に臨床実習レポートやデイリーノートの作成方法について議論を重ねてきた。またコロナ渦において臨床実習をどのように行うべきか,臨床実習施設との連携をはかりながら実習のあり方を模索している。第一に養成校が行わなければならないのは,学生に対し感染症に対する教育と実習を行い,十分な感染防止の指導を行うことである。また実状に応じて教育形態を変更しつつも学修機会を確保することが重要である。

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© 2021 日本理学療法士協会
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