ファルマシア
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光スイッチを持つGPCRのアロステリックモジュレーター
中込 まどか
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2015 年 51 巻 3 号 p. 252

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抄録

現在,作用機序が明らかになってきた薬の約半分はGPCRをターゲットとしているといわれている.GPCRの内在性リガンドは,ホルモンや神経伝達物質など多種多様であるが,同じリガンドでも異なる細胞の異なる受容体を通して異なる応答を引き起こす.このことは,薬として使用する時の副作用の要因にもなる.
なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
1) Conn P. J. et al., Nat. Rev. Drug. Discov., 8, 41-45 (2009).
2) 天野剛志, 廣明秀一, 領域融合レビュー, 2, e003 (2013).
3) Pittolo S. et al., Nat. Chem. Biol., 10, 813-815 (2014).

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© 2015 The Pharmaceutical Society of Japan
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