日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
会議情報

個別発表(D会場)
「食料の主権」からみたアラスカ先住民社会における生業活動の重要性
イヌピアットの捕鯨を事例として
*岸上 伸啓
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. D23-

詳細
抄録

本発表では、アラスカ先住民社会における食料確保の手段である生業活動について、「食料の主権(Food Sovereignty)」という視点から検討を加える。具体的にはアラスカ州北西部のウットゥキアグヴィク(旧バロー)村におけるアラスカ先住民イヌピアットのホッキョククジラ猟による食料獲得の状況を報告し、検討する。その上で生業としての先住民生存捕鯨の重要性と食料の主権を脅かす諸要因について考察する。

著者関連情報
© 2020 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top