主催: 日本文化人類学会
京都大学東南アジア研究所
p. 60
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アフリカの農村では近年、HIV簡易検査キットの普及が著しい。このキットは高価な医療設備や高度な訓練を受けた技術者の配置を必要とせず、簡単に感染の可能性を確認できる。つまりそれは、あらゆる場所で「疫学的な他者」をつくりだす道具なのである。本報告ではエチオピアで生活する人びとの経験をもとに、HIV簡易検査キットの普及が、ウイルスに感染した者と感染していない者との関係をどのように変容させてきたか検討する。
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