1975 年 1975 巻 10 号 p. 1789-1794
ジブチルスズジーprz-アルコキシドBu霧Sn(OR)2([1];R二第-級アルキル)と二硫化炭素との反応はテトラアルキルオルトカルボナートを生成するのに対し,第二級アルコキシド([1];R=インプロピルあるいは5-ブチル)は65。C,長時蘭反応でジアルキルカルボナート[6]とともにジアルキルジチオカルボナート[7]を生成する。後者は酸化ジブチルスズの脱離およびアルキル酸素結合の開裂をともなう6中心機構で進行するものであろう。-方,ベンゼン中,硫化カルボニルと第-級あるいは第二級アルコキシド[1]との反応は,ジブチルスズスルフィドの脱離をともない,いずれもジアルキル≠カルボナート[6]を生成した。
さらに,加圧下(CO2初圧3kg/cm),ジブチルスズジメトキシドあるいはエトキシドと二酸化炭素との反応はジアルキルカルボナートを生成した。
これらの反応と関連し,ジおよびトリブチルスズァルコキシド,および4価スズァルコキシドの反応性を比較検討した。
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