エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集
第33回エレクトロニクス実装学術講演大会
セッションID: 12B1-03
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焼結型銅接合材の開発とその信頼性評価
*山口 朋彦乙川 光平樋上 晃裕
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抄録

焼結型銅・銀接合材は、その優れた耐熱性と放熱性から、将来の高温動作が見込まれる車載・産業用パワーモジュール向け接合材として、有望視されている。特に銅接合材は銀接合材に比べて、原料価格が安価であることや、エレクトロマイグレーションが起こりにくいといった特徴を有しており、次代のキーマテリアルであると言える。

我々は先行開発の低温焼結銀接合材で培った粉末・ペースト作製技術を応用し、直接銅回路上に、窒素雰囲気、300℃以下の低温で加圧焼結接合が可能な銅接合材を開発した。また、銅系基板と素子とを加圧接合したサンプルでは、-40~150℃の熱衝撃試験において高い信頼性を示した。

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© 2019 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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