透明陰極を用いたDC-PDPの実験によって、以下のことが分かった。(1)セルに同じ電磁を流す場合は、陰極面積を広くした方が輝度、効率ともともに有利になる。(2)セル内で隔壁に囲まれた面積に対する透明陰極部面積の比(陰極面積率)を80%以上にすると、電圧がある時点(電圧変動点)まで、ほとんど変化しない。(3)He-Xe(10%)、陰極面積率80%以上のパネルにおいて電流IμA、ガス圧PTorr陰極面積Sμm^2、陰極膜厚Tnmをパラメーターとしたとき電産変動点までの時間Lminは、次の実験式であらわすことができる。L=2.4×10-<-14>(S/T)^<2.2>・P^<2.9>・T これらより、従来は防ぐことができなかった放電電圧の経時変化をなくし、輝度、効率についても2倍近く改善された高輝度で長寿命なパネルの見通しが得られた。