1993 年 17 巻 43 号 p. 25-31
三面図による機械図面から基本立休(本報皆ではPart featureと呼称している)の集合としての立体の生成法ならびに加工プロセス計画について述べている。従来境界表現による立体生成が多かったが、加工プロセスを考えるときには難点があるので、本報告における立体表現はCSG方式と境界表現方式の併用によっている。機械図面は三面図の段階で基本ループに分割され、他の面図の基本ループを参照しつつ、形状ルールベースによって逐次基本立休を発生していく。加工プロセス計画においては、機械図面に繋材形状を書き入れ、この図面から生成される基本立体群ともとの図面の基本立体群との差を考慮して加工プロセスを計画する。