筑波大学物理学系
1982 年 51 巻 3 号 p. 326-330
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
ミラー磁界によるプラズマ閉じ込めの最大の欠点である端損失を減らすために考案されたタンデムミラーの原理はすでに実証され,閉じ込め改善の見通しは得られたといえる.タンデムミラーの性能をさらに改善するために考えられたサーマルバリアは今後の研究の中心的課題である.解決しなければならない多くの課題が残されているとはいえ,タンデムミラー炉でQ値が5~10程度,サーマルバリアが実現できるならばさらに高い値が期待され,今後の技術的進歩と相まってタンデムミラー炉の実現性は非常に高くなったと考えられる.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら