東京慈恵会医科大学葛飾医療センター眼科
2014 年 57 巻 3 号 p. 157-159
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涙道閉塞は比較的高頻度な疾患であるが, 眼科と鼻科の境界領域であることが, 眼科医・鼻科医ともに逆に接しがたい状況になっている。 すべての流涙が涙道閉塞によるものではないこと, 涙道閉塞や流涙の起こる機序が未だあまりわかっていないこと, 多くの眼科医がこの分野に苦手意識を持っていること, が問題点である。 本稿では流涙の原因, 東京慈恵会医科大学附属病院涙器外来での涙道閉塞に対する考え方, 診療の手順,術式の選択方法を中心に述べていきたい。
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