杏林医学会雑誌
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病院薬局の薬品管理
樺山 照一
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1975 年 6 巻 2 号 p. 81-86

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抄録

近代の医療は, 医薬品に依存するところが非常に大きい。したがつて医薬品は有効適切に管理されるべきであつて, その管理方法が診療能力の維持, 向上をはかる上に重要である。また病院の経営管理上からも有益なことである。医薬品は他の化学物質と異なつて一品種ごとが非常に多くの特殊性を持ちあわせている。それゆえにその取扱いは他の物質とは異なつた管理方法を, また取扱い方法をとらねばならない。病院の薬品管理には大きく別けると二つに大別される。〔I〕品質管理, 〔II〕数量管理とになる。今回は杏林大学付属病院の薬品消化構成から見た消費補給管理について報告しまた検討を加えてみる。

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© 1975 杏林医学会
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