農業農村工学会誌
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多気町勢和地域における地域資源の保全・活用を通じた地域活性化の取組み
髙橋 幸照折戸 佑基福本 昌人
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2017 年 85 巻 11 号 p. 1025-1028,a2

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抄録

立梅用水土地改良区(三重県)は,地域資源の保全と活用を地域住民と協働して進めることで多気町勢和地域の活性化に貢献している。これまでの経緯を踏まえてその取組みを紹介した。1993年に同土地改良区が地域住民や農家に呼びかけ,農地の周辺や立梅用水沿いにあじさいを植える活動「あじさい1万本運動」が始まった。これが地域資源の保全・活用活動の原点となった。現在,同土地改良区が事務局を担っている多気町勢和地域資源保全・活用協議会が,多面的機能支払交付金の広域活動組織(10集落)として地域資源の保全・活用活動に取り組んでいる。最後に,同活動を支援している水土里サポート隊,および,同活動に参加している(一社)ふるさと屋の詳細を述べた。

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© 2017 公益社団法人 農業農村工学会
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