サプリメント（金時しょうが®）による薬物性肝障害の1例

鈴木 悠平; 山崎 勇一; 橋爪 洋明; 大山 達也; 堀口 昇男; 佐藤 賢; 柿崎 暁; 山田 正信

doi:10.11405/nisshoshi.112.108

症例報告

サプリメント（金時しょうが^®）による薬物性肝障害の1例

鈴木悠平, 山崎勇一, 橋爪洋明, 大山達也, 堀口昇男, 佐藤賢, 柿崎暁, 山田正信

著者情報

キーワード: 金時しょうが^®, 薬物性肝障害, サプリメント, 健康食品

ジャーナルフリー

2015 年 112 巻 1 号 p. 108-114

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.112.108

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抄録

症例は70歳，女性．末梢の冷感，痺れに対してサプリメント（金時しょうが^®）の内服を開始．内服2カ月後より上腹部違和感，食欲低下，褐色尿などの症状が出現．内服中止するも改善せず，中止12日後に当院紹介受診．黄疸，肝機能障害を認め入院．精査の結果，金時しょうが^®による薬物性肝障害と診断．保存的治療により改善，第25病日退院となった．退院前に施行した肝生検では薬物性肝障害に矛盾しない組織所見であった．

責任著者(Corresponding author)

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