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走査線方式とは異なる映像表現技術を提案する。走査線方式では表示画面サイズを大きくすれば解像度は必然的に悪くなる。そこで、表示画面サイズから独立した表示フォーマットを考案する。これは映像データをデジタルビットで表しており、どんな解像度の映像データも表現できる。動画表示と静止画表示は共通する表示フォーマットであり、特に各種のフラットパネル表示に適している。また、映像の対象物とその変化をフォーマット化するので、フレームの概念と異なるオブジェクト表記となる。さらに、デジタルネットワークでのパケット伝送にも適合するので、通信技術を用いた静止画および動画の効果的な伝送も可能とする。