都市計画論文集
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公共施設づくりにおいて地域密着型中間支援組織に求められる役割と成果に関する研究
岡崎市図書館交流プラザLibraを事例に
三矢 勝司秀島 栄三吉村 輝彦
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 48 巻 3 号 p. 303-308

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抄録

公共施設の整備を巡っては、設計段階にとどまらず、管理運営段階における市民参加が課題となってきた。本研究では、地域密着型中間支援組織に着目し、公共施設整備における市民参加の支援において、その組織に求められる役割と成果を考察する。岡崎市図書館交流プラザLibraの例では、地域密着型中間支援組織が、公共施設の設計段階から開館直後にいたる過程において、その組織の特性を活かした支援を行うことが明らかになった。その支援手法は、1)市民と行政の議論の場づくり、2)参考事例等の調査研究、3)市民サポーターの拠点となる空間の設置運営、4)市民サポーターの活動支援、組織化支援、5)施設周辺まちづくりの支援、6)人と人をつなぐ関係づくり支援、である。

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© 2013 公益社団法人 日本都市計画学会
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