都市計画論文集
Print ISSN : 1348-284X
第41回学術研究論文発表会
セッションID: 11
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コンパクト化を踏まえた都市部におけるバスターミナル整備効果分析
*高橋 清根本 敏則味水 佑毅
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抄録

一般に、バスターミナルは駅前広場を構成する一要因であるが、形状は駅構内及び駅前広場設計の全体構成に強く依存しているため、設計面における自由度は低い。 そこで本研究では、バスターミナルのコンパクト化の概念の整理を行い、その概念を用いて渋谷駅東口バスターミナルを対象に整備代替案を設定し、整備効果について仮想市場評価法(CVM:Contingent Valuation Method)を用いた定量的評価を行った。さらに、渋谷駅東口バスターミナルを対象に、その概念を用いた整備代替案を設定し、代替案における整備効果について、評価項目を選定し、CVMにより定量的評価を行った。その結果、算出した便益は市場財と比較して、ほぼ同額であることが明らかとなり、非市場財の効果を計測し、整備効果を分析することが重要であることを示した。

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© 2006 公益社団法人 日本都市計画学会
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