関東東山病害虫研究会報
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病害の部
栃木県における「アスカウェイブ」を侵すイチゴ萎黄病菌の発生推移
山﨑 周一郎高野 純一森島 正二山城 都髙橋 怜子福田 充
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2017 年 2017 巻 64 号 p. 33-34

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抄録

 “アスカウェイブ”はイチゴ萎黄病耐病性品種であり、育成素材として広く活用されている。一方で、 2009年に県中部のイチゴ産地から採取したイチゴ萎黄病菌に、アスカウェイブを侵す菌株が含まれていることが明らかになった。実態調査のため、 2012年から 2016年にかけて県内イチゴ産地 13市町からイチゴ萎黄病菌を採取し、アスカウェイブに対する病原性を評価した。その結果、供試した 55菌株中、7市町から採取された9菌株で、アスカウェイブに対する病原性が確認された。

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© 2017 関東東山病害虫研究会
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