主催: 日本ソフトウェア科学会
セマンティックWeb関連技術群により、Web上でオントロジを用いた機械可読の知識の記述および統合が可能になった。しかし異なるオントロジを用いた知識の統合を行った際、オントロジ間の意味の不整合やクエリ処理時の計算量の増加が問題となる。これらの問題に対し本研究ではある一つのオントロジを用いたクエリ文を他のオントロジを用いたクエリ文へ変換し、それぞれのオントロジに対してクエリ処理を行う方法を提案し、その有効性を実験により確かめた。また提案手法の応用により、従来では考慮されていなかった関係データベースに蓄えられた知識も統合できることを確認した。