コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
小論文
イベント駆動型文書変換器の自動生成
中野 圭介西村 進
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2002 年 19 巻 4 号 p. 289-295

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抄録

構造化文書変換をプログラムするには,文書全体の木構造をメモリ上に展開し,その木構造を変換するのが自然かつ容易だが,この方法では入力のサイズに比例したメモリ容量が必要になる.本稿では,文書の木構造に基づく変換の定義から,イベント駆動型と呼ぶ,変換時に木構造をメモリ上に展開しない文書変換器を自動生成するアルゴリズムを提示する.これによりメモリ効率の良い構造化文書変換を容易に生成することが可能になる.

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© 日本ソフトウェア科学会 2002
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