日本消化器内視鏡学会雑誌
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ポリペクトミーを施行した胃過誤腫様ポリープの1例
足立 経一末次 浩石村 典久勝部 知子鍛冶 武和串山 義則石原 俊治天野 和寿平川 和也天野 祐二渡辺 誠
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1997 年 39 巻 6 号 p. 1083-1088

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抄録

 症例は,75歳女性.胃の隆起性病変の精査,加療目的で入院.食道一胃接合部直下に有茎性の粘膜下腫瘍を認め,留置スネアにて基始部を結紮したのち内視鏡的ポリペクトミーを施行した.病理組織学的には粘膜下層に嚢状に拡張した固有胃腺管の集合を認め,過誤腫様ポリープと診断した.稀な症例と考えられ,内視鏡的ポリペクトミーが施行された胃過誤腫様ポリープの本邦報告例の文献的考察を加え報告した.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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