香川県立中央病院 消化器内科
香川県立中央病院 病理
2009 年 51 巻 2 号 p. 228-236
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は58歳男性.主訴は便柱の狭小化.画像上,直腸S状結腸移行部から口側に約10cmの全周性狭窄を認め,びまん浸潤型S状結腸癌と診断した.切除標本では,高分化腺癌が粘膜下層を中心に増殖し,広範囲の炎症細胞浸潤と膿瘍形成を伴っていた.狭窄は,主には炎症性変化によるものであり,稀なinflammatory型のびまん浸潤型大腸癌であった.我が国では2007年までに10例の報告があり,自験例を含め検討を加えた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら