早稲田大学
2019 年 48 巻 p. 45-61
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本稿は「差別」という現象の計量分析について,排外主義に関する研究を事例として紹介しつつ,その可能性と限界を論じるものである.具体的には,まず差別と関連現象(偏見や排外主義など)の計量的研究の系譜について簡便に紹介する.続いて様々な差別に関わる現象の中でも,著者が主たる関心として分析している「排外主義」を対象とした計量的研究について,著者のグループが行った全国調査データの分析に基づく結果を例示する.その上で,計量分析による差別の解明可能性と問題点を論じる.
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