2004 年 9 巻 1 号 p. 44-47
集合住宅のなかで長く変らない部分(S=サポート)と比較的短い年数で変えたくなる部分(I=インフィル)をわけて考えることを基本として、住宅の高齢者対応を実現できるインフィルのモデル空間を、都市基盤整備公団総合研究所技術センターに実装した提案である。この提案は住戸の一部屋だけを効果的に改造することで、高齢者の身体能力や生活スタイルに応じて住居空間を変化していけるようにするものであり、現在暮らしている住まいに高齢者がもっと楽しく生き生きと元気に暮らし続けられる空間を具体化したものである。