日本経営工学会論文誌
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階層型かんばん制御生産システムの性能
村木 孝彰平川 保博
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1998 年 49 巻 1 号 p. 31-35

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抄録

かんばん方式は多段階生産システムにおける仕掛在庫量を制御する管理方式の1つとして知られ, その適用方法について, 多くの研究がなされている.しかしながら, そこでは, システム性能の評価尺度として, 主に, 仕掛在庫量とシステム生産率が用いられ, 在庫スペースの問題については, 明確な検討がなされていない.本研究はかんばんループの多重化によって仕掛在庫と在庫スペースをコントロールする階層型かんばん制御システムを提案する.この方式は従来のかんばん方式とCONWIP方式を包含する汎用かんばん方式となっている.また, シミュレーションによって, 仕掛在庫(最大在庫)と在庫スペースの大きさを調整するかんばんループの多重化効果が例示される.

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© 1998 公益社団法人 日本経営工学会
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