ワーク・ファミリー・コンフリクト ――ふたつの研究潮流と経営組織における問題点――

藤本 哲史; 吉田 悟

doi:10.11207/soshikikagaku.20220715-15

特集

ワーク・ファミリー・コンフリクト

――ふたつの研究潮流と経営組織における問題点――

藤本哲史, 吉田悟

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キーワード: ワーク・ファミリー・コンフリクト, 役割間葛藤, 仕事と親子関係, 組織におけるワーク・ファミリー・コンフリクト緩和策

ジャーナルフリー

1999 年 33 巻 2 号 p. 66-78

DOI https://doi.org/10.11207/soshikikagaku.20220715-15

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抄録

　わが国において，ワーク・ファミリー・コンフリクトは急速に男女就業者共通の問題になりつつあるが，未だ十分に認識された問題とはいえない．本稿では，まずワーク・ファミリー・コンフリクトに関する心理学的アプローチと社会学的アプローチの特徴をまとめ，両者のハイブリッド化により問題の複雑さと広範さが明らかになる可能性を指摘する．続いて，ワーク・ファミリー・コンフリクトが経営組織に内包された問題であることや，コンフリクト緩和策には意外な盲点があることを示す．

責任著者(Corresponding author)

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