東京大学大学院 工学系研究科
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
国立成育医療研究センター研究所
東京大学生産技術研究所 物質・環境系部門
2012 年 64 巻 3 号 p. 335-339
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本研究ではマイクロ流体デバイスを利用して，接着した多能性幹細胞に対する時空間分化誘導制御方法を提案している．マイクロ流路内で流体操作を行うことによって，液性分化因子分布の操作を行い，細胞に対して空間的に異なる物質を暴露する方法を実現した．本手法を用いて，マウス多能性幹細胞の分化誘導制御を行ったところ，空間的に異なる分化状態を誘導することに成功した．本手法を利用することで，単一培養空間で部位特異的に分化誘導することが可能であるため，再生医療や発生生物学などへの応用が期待できる．
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