本研究は, 種々の角度から検出した微小な形状を合成することにより, 3次元部品形状を再構成しようとするものである。形状の検出装置としては, 微小物体の検出が行える共焦点顕微鏡を用いて大きさ, 約400μmの物体を検出した。形状を合成するためには, 検出した複数の形状の位置を互いに合わせなければならない。このための手法として遺伝的アルゴリズムを適用した。遺伝的アルゴリズムで必要とされる環境に対する適応度としては, 形状の法線方向での2つの形状間の距離を用いた。この距離を最小にするように位置合わせすることにより, x, y, z方向に対して0画素, 回転方向に対しては, 2/100画素以下の精度で位置合わせを実現した。