土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
和文論文
早期交通開放可能な舗装用コンクリートの配合探索とその実用性
瀧井 秀一平岡 慎也増山 直樹長川 善彦須藤 裕司井上 真澄新 大軌岡本 享久
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2014 年 70 巻 1 号 p. 1-10

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抄録

 コンクリート舗装ではアスファルト舗装に比べ養生期間が長く,交通開放までに時間がかかる.それがコンクリート舗装普及への最大の弊害となっている.そこで本研究では,混和剤からのアプローチにより早期交通開放可能かつ十分な作業性を確保できうる舗装用コンクリートの配合を探索した.その結果,早強ポルトランドセメントを結合材として,亜硝酸塩系の硬化促進剤と成分の異なる2種の高性能減水剤をバランス良く併用することにより,作業性および早期強度発現性の両方の目標を満足できることが明らかとなった.また,実用性を重視した舗装用コンクリートへの適用について,試験施工を通じて評価を行い,生コンの運搬・作業性およびその後の耐久性に問題がないことを確認でき,実用化への可能性を導いた.

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© 2014 公益社団法人 土木学会
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