福岡大学筑紫病院消化器科
2009 年 98 巻 1 号 p. 31-36
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潰瘍性大腸炎(UC)とCrohn病(CD)の両疾患は原因不明であるが「炎症性腸疾患」と称され,診断および診療手順が多岐にわたる.そこで,両疾患の診断と病型,重症度分類について概説した.UCの診断基準は厚生労働省班研究から報告されており,その有用性は変わらない.わが国のCDの診断基準は明快であり,さらに治療手順や治療効果を見るために多くの重症度指標や病型分類が作成され活用されている.実診療上,これらに対する理解は欠かせない.
日本内科学会会誌
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