초록

本稿の目的は現代日本語における「ニ格」の性質を統語論的観点から明らかにすることである。特に先行研究において未解決のまま残されてきた課題を新たな統語的テストを用いると解決できることを提案する。従来、「ニ格」が持つさまざまな用法に引かれ「ニ格」の研究は統語論・意味論・語用論などのアプローチから脚光を浴びてきた。統語論研究において「ニ格」の性質、特にどういう用法が文法格か、または副詞格かを判断するのは格付与において非常に重要な問題である。しかしながら、これといった統語的テストが見つかっておらず、先行研究では今後の課題として残されてきたと考えられる。本稿は、(i)日本語の多重NPIは必ず付加詞位置に現れなければならないという強力な統語的制約が存在する点、(ii)NPIの中で「しか」はさまざまな格助詞に後接できるというもう一つの統語的特徴が存在する点に着目し、従来残されてきた課題を解決する。すなわち、「に＋しか」が同一節内において他のNPIと共起できたらその「ニ格」は副詞格、共起できなかったら文法格として捉えられるのである。

키워드

Case particle, Postposition, Syntactic test, 格付与, 多重NPI

참고문헌(27)open

  1. [단행본] 安藤貞雄小野隆啓 / 2000 / 生成文法用語辞典 / 大修館書店

  2. [학위논문] 石田尊 / 2003 / 日本語ニ格受動文の統語論的分析

  3. [단행본] 国立国語研究所 / 1951 / 現代語の助詞・助動詞-用法と実例- / 秀英出版

  4. [단행본] 城田俊 / 1993 / 日本語の格をめぐって / くるしお出版 : 67 ~ 94

  5. [단행본] 鈴木重幸 / 1972 / 日本語文法・形態論 / むぎ書房

  6. [학술지] 菅井三実 / 2007 / 格助詞「に」の統一的分析に向けた認知言語学的アプローチ / 世界の日本語教育 17 : 113 ~ 135

  7. [단행본] 田中春美 / 1988 / 現代言語学辞典 / 成美堂

  8. [단행본] 竹沢幸一 / 1998 / 格と語順と統語構造 / 研究者出版

  9. [학술지] 朴江訓 / 2007 / 「しか-ない」の多重NPI現象について / 日本語文法 7 (2) : 154 ~ 170

  10. [학술지] 박강훈 / 2010 / 日本語における多重否定極性表現の語順制限について / 일어일문학연구 73 (1) : 261 ~ 276

  11. [학술지] 박강훈 / 2012 / 日本語の多重否定一致構文の統語的研究 -統語構造と意味役割を中心に- / 일본연구 (53) : 309 ~ 328

  12. [학술지] 박강훈 / 2014 / いわゆる「項と付加部の非対称性」について / 일본언어문화 (28) : 25 ~ 43

  13. [학술지] 박강훈 / 2019 / 多重「不定語モ」構文の認可条件 - 統語処理原理の観点から - / 일본어학연구 (60) : 69 ~ 86

  14. [학술지] 副島健作 / 2003 / 現代日本語の後置詞について / 琉球大学欧米文化論集 47 : 53 ~ 72

  15. [단행본] Fillmore C. J. / 1968 / The case for case / Universals in Linguistic Theory : 1 ~ 88

  16. [단행본] Hagége.C. / 2010 / Adpositions / Oxford University Press

  17. [단행본] Kuryłowicz, J. / 1949 / Le probleme du classement des cas, t. 9 / BPTJ

  18. [학술지] Miyagawa, S. / 1997 / Against optional scrambling / Linguistic Inquiry 28 : 1 ~ 26

  19. [학술지] Sadakane, K. / 1995 / On the nature of the “dative” particle ni in Japanese / Linguistics 33 : 5 ~ 33

  20. [학술지] Shinya, T. / 2005 / The Intonational Asymmetry Between Argument and Adjunct in Japanese / Occasional papers in Linguistics: Papers in Prosody 30 : 185 ~ 218

  21. [단행본] Uechi, A. / 1998 / An Interface Approach to Topic/Focus Structure / University of British Columbia

  22. [단행본] Park, K. H. / 2014 / Language Sciences, 45 / Elsevier Limited : 152 ~ 172

  23. [단행본] Park, K. H. / 2015 / Japanese and Korean Linguistics 22 / CSLI Publications : 149 ~ 164

  24. [학술지] 박강훈 / 2017 / Negative concord vs. negative polarity: Focusing on argument-adjunct asymmetry / 언어연구 34 (2) : 225 ~ 246

  25. [인터넷자료] / 少納言 現代日本語書き言葉均衡コーパスKOTONOHA

  26. [단행본] / 1988 / 現代言語学辞典 / 成美堂

  27. [단행본] / 2001 / 日本語国語大辞典 / 小学館